省エネ基準はまず外皮の熱性能基準と一次エネルギー消費量基準があります。
外皮基準には外皮平均熱貫流率(UA値)、冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)があります。
省エネ基準を評価する方法としては、標準計算、簡易計算、モデル住宅法、仕様基準があり、それぞれ計算方法が異なります。
標準計算以外の計算方法は簡易的な方法になりますので、特に難しいものではありません。
標準計算は、各部位の面積、熱貫流率(U値)、日射熱取得率(η値)などを計算しなければなりません。
標準計算は電卓で手計算も可能ですが、計算が複雑で計算量が多くなりますので、通常はExcelシートを使用するか、専用ソフトで計算するのが一般的です。
Excelシートは一般社団法人 住宅性能評価・表示協会(評価協)や国立研究開発法人 建築研究所(建研)などで公開しています。
専用ソフトはWindows用の市販ソフトやフリーソフト、Webアプリなどがあります。
従来は計算される方が自分で計算しやすいようにExcelシートを作成していた人が多かったように思います。
現在は評価協などでExcelシートが公開されていますのでこれを利用していたり、または自分が使いやすいように改良していたりしているようです。
計算業務を請け負っている業者や計算回数が多い会社では、市販の専用ソフトを購入して使用しているところが多いと思います。
専用ソフトは短時間で計算することができますが、その分コストはかかります。
最近は専用ソフトのフリーソフト(無料ソフト)や窓メーカーなどでWebアプリが公開されています。
これらも省エネ基準を計算するための専用ソフトですので、計算を簡略化できます。
市販の専用ソフトは高額でちょっと試してみたい場合や使用頻度が少ない場合は敷居が高くなりますので、無料のものから試してみてはいかがでしょうか。
省エネルギー基準(省エネ基準)